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【レビュー】『家庭医という選択』

今回の書籍

タイトル :『家庭医という選択』

著者   :舟見恭子

出版社  : エイチエス

発売日  :2015/05/18

価格   :¥1,815

読了年月 :2021/09/20(学部3年)

作品紹介・あらすじ:

内科も外科も小児科も、予防・在宅医療まで「全身まるごと」診てくれる医師。それが家庭医です。

読みやすさ:★★★★★

平易で一般向け。章ごとに20~30ページで読みやすい。

面白さ:★★☆☆☆ 

家庭医に対する興味次第。第1章で自分には合わないな、と思ったのであまり楽しめなかった。

医学知識:★☆☆☆☆

新たな専門領域である家庭医の黎明期についての概略が記載されている程度。

 

感想

家庭医を目指す、興味があるなら読む価値ありなのではないだろうか。家庭医の生の声が聴ける。この本の中で、家庭医にはマインドが重要だと何度も言われているので、心持ちについて知っておけるのは良いだろう。

ちなみに私は「自分の目指す医者像は食い扶持のための職業医師であり、家庭医ではないな」と序盤から感じていたためイマイチ刺さらなかった。

登場する先生方も進路に苦労したと語っているように、学生のうちから自分の進む道を考えないといけないだろうなと感じる。他の専門医についても、この本のような生の声を知れるものが読みたいなと感じた。

 

自分用メモ:

家庭医周りの情報はいままさに動きがあるので、この本は少し古い情報になります。

序章:家庭医とはなにか、定義や役割についての簡単なまとめ。2020年から専門医として登録される出来立てホヤホヤの領域

第1章:家庭医とはコミュニケーション、チームワークがものをいう。稼ぐための仕事として医者を選んだ人には向いていない。人間関係に面白さを感じられる人向き。開業するさいのビジネスモデルとしては良いらしい。

(眼科とかは緑内障白内障で診察の7割いけるらしい) 

第2章:女性の方が家庭医の適正(需要)あり。

第3章:研修医には家庭医、総合診療を学ばせるのが良いというのは賛成。

第4章:プライマリ・ケアは日本の医療費問題への解答。